こちら禁煙外来
高橋裕子著、新潮社
★★★☆☆
2001/12/27 掲載

たばこを吸う人は、肩身の狭い思いをする世の中になってきました。喫煙権、嫌煙権などという言葉も生まれ、たばこを吸うのは自殺行為だと言われていましたが、最近は他殺行為だという人もいます。「38のちょっといい話」と副題が付いた禁煙外来でのエピソードとなっていますが、こんな物語が日常外来に転がっていれば、診療も楽しいだろうなあと思ってしまいます。すべてが実話なのでしょうか?