マイセンチメンタルジャーニイ
渡辺淳一著、集英社
★★★★★
2001/01/29 掲載

「光と影」、「遠き落日」などを学生時代に読み、私が多読になるきっかけを作ってくれた。大学を卒業してからは小説はほとんど読まなくなったが、渡辺淳一のものだけは時々読んでいた。この本ではこれまでの作品の舞台となったところを訪ねて回想している。それぞれの背景を改めて知らされると、もう一度読み返してみようかと思ってしまう。それにしても、これまでの本のかなりのものにモデルがいたのには驚きだ。「失楽園」については詳しく書いていなかった。渡辺淳一ファンには必読書。