私はアルコールで軽い肝障害があっても、B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスを持っていなければ、 アルコールは禁止していません。 検診で肝障害を指摘されても、『今までどおり飲んでもいいですよ。』というと、 当然、『聞きやすいなぁ。』と言います。 しかし、肝炎ウイルスを持っている人には、アルコールは禁止します。 こんな時の会話の中で使われるのが、『飲まさる』です。 自分は飲むつもりがないのに、つい飲んでしまう時に、『飲まさってしまう』、 と言い訳をする人が少なくありません。 この『飲まさってしまう』という言葉の中には、自分には飲もうする気持ちはないけど、 何か他の力が働いて飲んでしまう、つまり、自分には責任がないのだという意味を含んでいます。 酒飲みにはいい言葉ですね、『飲まさってしまう』。決して自分が悪いんではないんですよという意味ですから。
ニュースレター
第26号より
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