こんにちは。小野あかねです。沢田内科医院で勤務してから、あっという間に3年が経ちました。看護学生ということもあり、勉強と両立しながらの勤務はとにかく大変でしたが、とても充実した3年間だったと思います。
私にとって沢田内科医院は初めての病院勤務でした。勤務初日に先輩方がバリバリ働いているのを目にして、「かっこいい!すごい!」と感じたことを今でも覚えています。最初はとにかく分からないことばかりで、私も看護師として先輩方のように働けるか、とても不安でしたが、先輩方は一つひとつ丁寧に優しく教えてくれました。特に印象に残っているのが採血の練習で、先輩方が休憩時間を惜しみなく割いて、率先して両腕を差し出して丁寧に教えてくれました。手が震えることなく採血する私の姿を見て、「大丈夫そうだね。」と声をかけていただいたのですが、手袋を脱ぐと手汗でびしょびしょだったということもありました。1年目の冬には初めて1人で病棟勤務や夜勤も経験しました。1人はやはり不安でしたが、勤務中に一本の電話が鳴り、ビクビクしながら電話を取ると、「大丈夫ですか?何もないですか?」と優しい声で井上さん(前師長)から電話をもらいました。その電話にすごく精神的に救われたのも思い出の一つです。2~3年目になり、学校では放課後に残って技術演習の練習を行ったり、実習が始まったりと忙しい時期でした。新型コロナウイルスの影響でPCR検査やワクチン接種も加わり仕事もより忙しい最中でしたが、勉強出来るように、練習出来るようにと先輩方は時間を確保して毎日サポートしてくれました。そのおかげもあり、技術試験や実習も乗り切り3年で無事卒業を迎えることが出来ました。
この3年間沢田内科医院で働くことが出来て本当に良かったです。失敗することもたくさんありましたが、先輩方がフォローしてくれたり、休憩時間や仕事の合間に話をしたりして、1日も休むことなく楽しく仕事を続けることが出来ました。4月からは別の病院で勤務しますが、ここでの経験を忘れず頑張っていきたいと思います。3年間ありがとうございました。
第128号より