3月7日に准看護師資格試験の発表がありました。私たちの医院からも合格者が出ました。 2年間勉強を続けていた小堀未希(20)さんです。 これまでは准看学院に通い、午前中はアルバイトの状態でしたが、4月からは沢田内科医院の准看護師として働きます。 同時に、弘前市医師会高等看護学院に通学し、3年後には看護師になります。 午後5時には仕事を切り上げ、夜9時までの授業に出ます。
資格試験には合格しましたが、これからが本番です。 以前は准看学院に通いながら、かなりの医療行為が黙認されていましたが、今の世の中はそのようには行きません。 看護学生でも医療行為はできませんので、採血、注射、いろいろなことを実践して身につけていかなければなりません。 医師もそうですが、医療関連職種は実際の患者さんに医療行為を行うことで技術を身につけます。 点滴をするにしても、いくら人形を使って練習しても上手くはなりません。 実際にたくさんの患者さんに点滴をして初めて上手くなります。
見た目には非常に若く見えるかも知れませんが、この道十年から二十有余年のベテラン看護師が指導しながら行いますので、 小堀さんのトレーニングにご協力をお願いいたします。 誰でも初めは初心者です。経験を重ねて一人前になります。これが毎年繰り返されて世の中は成り立っています。 経験30年の私も、最初は新米の医師でした。
第44号より