弘前四中2年生の小嶋正弘君、相馬進之介君、佐々木希さん、石岡涼香さんの4人が、10月6日から4日間、「ふれあいjobウィーク」として沢田内科医院で職場体験をしました。
沢田内科医院は患者さんが来院して診療を受ける外来だけでなく、入院患者さんもいますので、医療だけでなく、掃除、給食など、日常生活すべてが営まれています。
外来診療の手伝い、薬局での薬剤に間違いがないかの確認、入院ベッドのシーツ交換や患者さんとの触れ合い、受付での事務的な仕事、給食での食事の用意、胃内視鏡検査など実際の医療行為の見学、超音波検査の体験、いろいろなことが経験できるように準備していました。
やはり、医療機関という非日常的な所へ来ましたので、どうしたらいいか分かりません。遠慮もあります。慣れた学校と違って、初めは借りてきた猫のような状態です。しかし、今回は、4日間という時間がありました。4日目には、大分慣れたようで、「給食の手伝いをしたい」、「薬をもう一回やってみたい」などと、元気に仕事を手伝っていました。
「胃腸の検査を見て気持ちが悪かった」、「薬を準備するのは非常に細かく集中力が必要な仕事であった」、「受付で患者さんと直接やり取りをすることに多少の抵抗感があり、名前を呼ぶ時に大きな声が出せなかったが、レジの扱いもできるようになって慣れてくると楽しくできた」、「休む暇もない予想以上に忙しい仕事であった」、「一日中立ちっ放しで、足がパンパンに張ってしまった」など、後でこれらの感想を寄せてくれました。
弘前四中では、職場体験を通して、自分たちが生活する地域でどのようなことが営まれているのかを知ってもらい、同時に、将来の自分の姿を思い浮かべさせ、そのためには、今、自分は何をすべきなのか考えさせることを目的にしているのでしょう。今回は、患者さんとの触れ合い、実際に仕事をしている職員との話し合いが不足していました。少しでも役に立てれば幸いです。
第48号より