新会長に澤田氏就任平成18年に医師会の理事になり、4年前からは副会長として活動してきました。この6月に今村憲市会長の後を継いで医師会長に就任しました。

開業して10年くらい経ったころでしょうか、弘大第一内科の先輩の先生から、「そろそろ自分の医院のことだけじゃなくて、地域のことを考えて動かないとだめだよ」と言われました。その頃、医師会には感染症対策委員会がありませんでしたので、委員長をやるようにとの命令でした。

委員会活動で医師会に出入りするようになると、医師会が病院だけでなく地域のために重要な働きをしていることが分かり、そのまま理事になってしまいました。理事になってすぐ、平成19年にははしかの流行、平成21年には新型インフルエンザの流行があり、弘前市では医師会が中心になって対応しました。今は新型コロナウイルス対策です。

考える力_読書で養って一般の健診やがん検診もちょっと詳しかったので検診担当にもなりました。理事になってすぐに分かったことは、平成20年から特定健診と後期高齢者健診が新しく始まるということでした。そのため、東京へ行ったり、弘前市と交渉したりして体制を整えました。市の担当者の理解もあり、弘前市の特定健診は県内で最も充実した内容になりました。その後、ピロリ菌対策、胃がん内視鏡検診も県内で最初に始めました。

弘大医学部の新人医師の臨床研修に関与したり、沢田内科医院の看護師の教育にも力を入れていました。弘前高校と弘前南高校の学校評議員を合計6年、その後、弘前市の教育委員を今年の5月まで4年間務めました。並行して医師会看護専門学校の運営にも関係するようになり、平成29年から学校長を務めています。

これからもできないと諦めるのではなく、どうしたらできるかを考えながら医師会を運営していくつもりです。

医師会長としての取材に来た東奥日報の記者が待合室の本棚が気になり、ついでに取材していきました。西目屋小学校の図書活動には引き続き関与していく予定です。