今年も忘年会は12月28日に行いました。挨拶で1年を振り返ってみましたので、以下はその内容です。
3月には、准看護師になったばかりの三上千紘さんと相馬知香さんが看護職員として働き始めました。 二人とも飲み込みが速く、3ヶ月ほどで独り立ちして夜勤を一人でできるようになりました。 10月に研修に来た弘大附属病院の齋藤絢介先生からは、「4年目の看護師」と評価されました。 心の中ではドキドキしていても、落ち着いた態度でテキパキと仕事をしていましたので、そのように見えたのでしょう。 でも、態度も大きかったのかも知れませんね。その後も順調に育っています。
4月には青森労災病院から澤田真奈美さんが移って来ました。私の次男と結婚した沢田家のお嫁さんです。 他の病院で働くのはちょっと差し支えるかも知れませんので、沢田内科医院で働くことにしました。結婚披露宴は12月7日に行いました。
4月には待望の糖尿病外来を始めることができました。糖尿病は血管が悪くなる病気です。 進行して目が見えなくなるのも、腎臓の働きが悪くなるのも、糖尿病が進行して細い血管が悪くなるためです。 また、太い血管が悪くなって心筋梗塞や脳梗塞になる確率が非常に高くなります。 これらの状態にならないようにするのが糖尿病の治療なのですが、私一人ではできません。
管理栄養士の木田久美さんが週に1回、木曜日午後に栄養指導に来てくれることになりました。 木田さんは栄養指導だけでなく運動療法にも経験豊富な方です。 何キロカロリーなどと実行不可能な細かい指導ではなく、患者さんが生活の中で実行できるヒントが得られるような指導をお願いしています。
糖尿病外来を始めることができたもう一つの理由は、看護師の小堀未希さんが糖尿病に詳しくなったことです。 眼底カメラや足の神経障害の検査はもちろん、血管を触れたり水虫などの観察もできるようになりました。 また、患者さんに対して糖尿病の指導ができるようになりました。糖尿病診療はこれからも拡大していきます。
9月には小堀未希さんが放送大学を卒業しました。 非常におめでたいことで、11月9日にサプライズパーティを開いてお祝いしたことは前回のニュースレター78号で詳しくお知らせしました。
11月に給食で働いていた川越さんが退職しました。代わって笹森花菜さんが私たちの仲間に加わり、1月4日から働いています。 私は12月28日の忘年会の席で笹森さんと初めて会いました。 最近は、職員の採用は一緒に働く人が決めるようにしていましたので、笹森さんと忘年会の席で会って私がびっくりしました。 笹森さんは中学校は小堀さんと同期だったとのことでした。
外来に通院する患者さんは、年々多くなっています。昨年12月は、夕方まで診療する月、火、木曜日は、昼休みがない状態で診療を行いました。 午後2時近くになると、患者さんから、「先生、体を大事にして下さいね」と言われる始末です。検査件数も多くなっています。 胃内視鏡検査は年間約1,700件でした。開業して18年になりますが、これまでの最高の件数です。
将来、心筋梗塞と脳梗塞にならないために高血圧症、高脂血症、糖尿病に力を入れること、胃と大腸癌で早過ぎる死を迎えないために内視鏡検査を行うこと、 この2つを重要課題として診療を続けることは今後も変わりありません。
医師会の仕事が多くなり、診療を制限して出席する会議が多くなってきました。木村あさの先生に診察をお願いしたことも何度かありました。 他に、弘前保健所の会議、弘前市の「健康ひろさき21策定会議」や「健康福祉改革プロジェクト」への出席など、 自分の医院のためだけに働くという状況ではなくなっていますので、ご協力をお願いいたします。
第79号より