とうとう私の医院でも監視カメラが必要になりました。今年の1月から不審な事件が何回かありました。職員のロッカーのカギが持ち去られたり、不審者による行為があったのです。診療時間が終わってからの出来事のようです。解決策をいくつか考えてみましたが、結論は監視カメラをつけることとなりました。
私は、開業する時に、できるだけ開放的な医院にしようと、面会時間の制限も定めず、出入りはできるだけ自由にしようとしました。1階の診療部門は2ヶ所カギをかけると外から入れないように設計しました。プライベート部門は院長室と休憩室だけです。外から不特定多数の人が入って来ても何とかなると思っていました。入院患者さんがいますし、職員も必ずいますから、警備保障会社から警報装置の提案があった時も断ってきました。
しかし、時代が変わってきたのでしょう。新聞でも物騒な事件が頻繁に起こっています。とうとう私の医院もか、という状況です。面倒でもカギをかけたり戸締りはしっかりすることにしました。それでも夜中に看護師が1人という勤務体制では不安が残ります。ですから、誰が出入りしたか監視カメラでモニターし、それを記録することにしました。警報ブザーを押すことで警備会社とは直通です。残念なことですが、今の状況で不安をなくすためにはこの方法がベストだと考えました。
実際には、正面玄関と職員が主に使う裏の玄関にモニターのための監視カメラを設置します。最近起こっている事件でもいろいろな所に設置された監視カメラの映像が犯人逮捕の決め手になることが多いようです。沢田内科医院の安全のために、皆さまのご協力をお願いいたします。
第80号より