弘前もだんだん暑くなってきました。省エネの一環として始まったクールビズは全国的に定着してきたようです。これまでネクタイをして出席していた会合もラフな恰好でも違和感がなくなってきました。ただ、時と場合によっては何か締りがない雰囲気になることもあります。私もクールビズに関しては世の中の流れにあまり逆らわないで楽しむことにしました。
沢田内科医院も昨年からクールビズにしました。3月に還暦祝いのパーティーがあり、それに合わせてTシャツを職員がデザインしました。今年は、そのTシャツをそのままクールビズで使うことにしました。左胸にマスコットの「ブタの顔」、右腕には「沢田内科医院」、背中には、相馬のんきさんの筆になる「気合」、この組み合わせで私は気に入っていました。
ひとつ問題が起こりました。3月に作ったTシャツのブタの顔色がピンクからだんだん黄色に変色してきたのです。つまり、かわいいピンクのブタが肝機能障害を起こして黄疸になってきたのです。そこで新しく注文したTシャツのブタは黄疸にならないようにお願いしました。7月2日には弘前四中から中学生2人が職場体験で来ますので、それに間に合わせようと余裕を持って注文しました。しかし、3日前になっても届きません。問い合わせるとまだ黄疸問題が解決されていないようでした。
ブタが病気になってもいいから、とにかく7月2日に間に合うようにとお願いしました。注文したのは、私の友人が経営する「サイキ」という衣料品の会社です。ただ、これは私に内緒で作っていましたので、3月は偶然お願いしたことになります。やり取りの状況を聞くと、そこの社員は、「ブタに注射をしてくれないんですか?」と言ったというのです。この社員の言葉にはほんとに脱帽でした。参りました。
とにかく、急いで対応してくれTシャツは間に合いました。そして、今年のTシャツは好評です。特に「気合」が良かったようです。譲ってくれないかという話も何人かからありました。追加発注してもいいのですが、今のところ要望には応えていません。
このシャツを着ていると雰囲気がまた違います。クールビズは職場の雰囲気を変える働きもあるようですので、楽しみたいと思います。ただ、問題がありました。ポケットがないことです。通常のユニフォームではエプロンをすることでポケットがありましたが、ズボンにもポケットがないので、大工の棟梁が腰につけているようなものを通販で買ったようです。
第70号より