薬だけもらって帰りたいという人が少なくありません。病状が安定していている場合はそれでもいいのですが、体の具合が変わっていたり、 ずっと必要な検査がなされていなかったりして、皆さんのためにならない場合があります。このために定期的な診察が必要です。
それに、保険証を使って診療している場合はもちろん、医療を行う上では医師法などルールに従って行っています。 この中で、診察をしないで薬を出すことが禁止されています。現実問題として、いろいろな事情で本人が来院できないことがあります。 本人が来れない場合は、家族が来て患者さんの状態を教えて下さい。
病状が安定している若い人には60日分薬を出している場合があります。 この場合、2回続けて薬だけをもらって帰ると、半年も顔を合わせないで診療していることになります。できるだけ診察を受けて下さい。
ついでですが、保険証の確認もお願いします。仕事が変わったりして使えない保険証で診療している場合が少なくありません。 料金の支払いなどで事務処理が大変です。現在、保険証は月1回確認していますが、本来は受診するたびに持って来るのが原則です。 以前は保険証は家族で1枚でしたが、今はカードで一人ずつ持っていますので、毎回、保険証を見せてもらうことも検討しています。
ニュースレター
第74号より
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