医院でのこぼれ話



看護婦の澤田美紀子さんは、看護学校の入学試験に向けて、昼休みに院長室へ勉強に来ていました。 ある日、私の弟が来ていました。 私から見るとやせた気配がちっともない、大柄な美紀子さんに向かって弟が話しかけました。

「美紀子さん、この頃、やせたんじゃないか?」
美紀子
「・・・・・・・・?!?」

美紀子さんは、何と答えたらいいか分からず、戸惑っていました。
そこで、私は、

「美紀子さん、薬局へ行って目薬持ってきなさい!!」

美紀子さんは、すぐに薬局へ目薬を取りに行ってしまいました。

「真面目で、冗談も通じなかった・・・・・。どの目薬を・・・・・。」

すると、予想通り電話が鳴り、

美紀子
「先生、どの目薬でしょうか?」
「・・・・・・・・・。
 ありのままに見える目薬だけど、まぁ、帰って来なさい!」

目薬のことが冗談だと分かった美紀子さんは、顔を赤らめながら帰って来ました。このままで、おばさんになってもらいたいものです。