ガンと上手につきあいなはれ
黒田 清著、徳間書店
★★★★☆
2000/12/27 掲載

言わずと知れた元大阪読売新聞社会部長、黒田清さんの本です。膵臓癌で亡くなられましたが、その闘病記です。反戦争、反差別、反権力と一本筋が通っている人ですが、人なつっこさもあります。この本は人なつっこさで書いたもので、読んでいて楽しい本です。闘病記を読んでいると終わりの頃には必ず民間療法が出てきます。さすがの黒田さんもプロポリス、アロエなど健康食品を飲んでいたようだ。とにかく治ればいいのだから。でも、ありがた迷惑なことも多いものです。