医院でのこぼれ話
子どもたちと話をしながら診察をするのは楽しいものです。ここ2ヶ月間で外来診察中に実際にあったこぼれ話を二つ。
その1
赤ちゃんの頃から診ているいつも元気な浩二くん(仮名)は7歳になりました。
ある時、風邪をひいて受診しました。
お母さんの話では、両方の鼻が詰まって、寝ている時は息苦しそうだと言います。
ということは、浩二くんはお母さんの近くで寝ているということです。
そこで、診察しながら浩二くんに話しかけてみました。
- 私
- 「あれっ、浩二くんはお母さんと一緒に寝てるの?」
- 浩二くん
- 「・・・・・・、ちょっと離れて、・・・・・・。」
いつもは大きな声なのに、言い難そうに、ちょっと間をおいて、小さな声でした。
その2
岳史くん(仮名、6歳)の診察を終わり、お姉ちゃんの番になった時です。 注射しないことも分かり、緊張感から解放された岳史くんは、お母さんを柱に見立てて 背比べを始めました。最近、背が急に大きくなった岳史くんは、
- 岳史くん
- 「あっ、お母さんのオッパイの所まで来た!」
- 私
- 「岳史くんも大きくなったけど、お母さんのオッパイも下がって・・・・。」
- お母さん
- 「先生! 言ってはいけないことを言ってしまった!! ほんとは、私もそう思ったんですけど・・・・。」
なお、その2の内容については、お母さんの承諾を得て掲載したことを申し添えます。
ニュースレター
第26号より
第26号より