哀しさ優しさ香しさ
曽野綾子著、海竜社
★★★★☆
2001/10/29 掲載

私は曽野綾子の考え方に非常に共感を覚える。大衆に迎合する人々が多い中で、すべてに筋が通っていて、その時々の流行に流されない言動はすがすがしささえ感ずる。人によっては、斜めから世の中を見ていると評価することもあるでしょう。しかし、世界100ヶ国以上の人たちの生活をよく見ている曽野さんの話には説得力がある。小説以外の本をどれか一冊読んでみると分かります。