「気合シャツ」を着た二人

7月3日から5日まで弘前四中2年生の2人が職場体験をしました。今回の2人は、将来は医師や看護師など、医療関係の仕事につきたいとのことでした。今回も、時間が取れなくて、昼ごはんを食べながら少し話はできましたが、ゆっくり話をすることができず残念でした。職員とは、どうすれば看護師になれるかなどと話をしたようです。

胃内視鏡検査を終えた患者さんには、苦しくなかったか、怖くはなかったか、検査の前の晩は眠れたかなど、インタビューをしていました。検査を終えたばかりの患者さんの感想を聞くという経験は、当然のことですがまったくありません。検査や診察を受けた患者さんが、どのように感じているのかを聞いて、きっと新鮮な体験だったと思います。

「萌華」、「明保」と書いてくれました

佐藤明保さんは、小さい頃から予防接種に来ていますので、受診者の立場と医療を提供する立場の両方を経験できたことになります。外来に来るだけでは見えなかったようで、思っていたより多くの職員が働いていることに驚いていました。

職場体験は、職員がクールビズで作った「気合Tシャツ」を着て行いました。背中に「気合」と書いています。これを書いてくれた書家の人がたまたま入院していましたので、名札を書いてくれました。いい記念になりました。

職員に囲まれて

弘前四中の職場体験は平成20年に始まりました。10年間、毎年2人から4人の中学生が来てくれましたので、多分、30人くらいの中学生が職場体験をしたと思います。最初に職場体験を始めた頃の四中の校長は私の高校同期でした。どういう形がいいか相談を受けたので、期間は1週間を提案しました。初日は、借りてきたネコ、二日目はやっと少し慣れる、三日目あたりから自分を出して接してくれるので、1週間と提案したのです。その校長は、私が提案したように職員会議で提案したのだそうですが、職員全員に反対されたそうです。でも、弘前四中の職場体験は4日間と決まりました。授業時間を確保するのが大変なのでしょう。今は、1日減って3日間です。

中学生の職場体験は、西目屋中学校、相馬中学校、弘前三中からも来ています。弘大や国立病院からは研修医が毎年来ています。どのような形でも、外から人が来て中を見られるというのは、すごくいい刺激になります。