開業以来、忘年会は23回目になりました。最初は十数人の忘年会でした。今回は約30人と人数は約2倍になりました。もちろん外来に通院している患者さんの数も多くなりました。沢田内科医院はまだまだ成長しています。

昨年も沢田内科医院の経営方針はこれまでと変わりありませんでした。医院ですから病気の治療に当たるのが基本です。2年ほど前に調べた時は、高血圧症で通院している人が約1,800人、糖尿病が約600人でした。特に、糖尿病には力を入れています。5月に日本糖尿病療養指導士の試験に2人がパスしました。これで糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師が5人となり、青森地域糖尿病療養指導士の臨床検査技師が1人、非常勤で管理栄養士が1人と、これだけのスタッフが揃っている開業医はありません。

医院の床の清掃も行いました。年に何回かワックスをかけているのですが、そのワックスを剥ぎ取ってきれいにしました。10年ほど前にも大清掃をしたのですが、よく見ると汚れが分かるようになったのです。清掃は山城ゆかりさんが、外来診療に差し支えないように朝早く出勤してやってくれています。廊下や病室のクロスが破れているところもありますので、張り替えればもっときれいになりそうです。

がん検診や特定健診もずっと力を入れてきたことです。最近は、患者さんの方から、毎年の検査の時期なので予定を立てたいと言い出すことが多くなりました。糖尿病でエーワンシー(A1C)を調べていますが、この数値を見て、自分の糖尿病の状況を判断できる人が多くなってきました。この2つのことは、私にとってはすごく嬉しいことです。ずっと強調してきたことを理解してくれる人が多くなったのですから。

私は昨年1月に弘前市医師会看護専門学校の学校長に就任しました。早速、卒業式と入学式の式辞です。毎年、准看護師を80人、看護師を40人送り出しています。看護専門学校はたくさんの医師会の先生方や大学の先生方の協力で成り立っています。いろいろな事情で講義ができなくなる先生方が少なくありません。その度に、新しい先生に講義をお願いするのが大きな仕事です。

弘前市教育委員会の仕事も2年目でした。教育の現場を見る学校訪問はできるだけ参加するようにしました。しかし、小学校と中学校ですので日中の活動です。医院の診療が直接影響を受けますので、バランスを取るのが難しいこともありました。

自分の本職よりも、医師会や教育委員など院外の活動に忙しい1年でした。今年もほぼ同じペースで動き回りそうです。