外来に通院する患者さんからよく聞かれますので、ここで改めてお知らせいたします。私の次男の祐也は、10月初めに歯科医院を開業します。沢田内科医院で前に駐車場として使っていた場所に自宅兼歯科医院を建設中です。
神奈川歯科大学を卒業した後、弘大歯科口腔外科で研修しました。八戸の青森労災病院に勤務した後、再び弘大附属病院に勤務し、4年前から元寺町のオリオン歯科に勤務していました。7月でオリオン歯科を退職し、開業に備えることになっています。
祐也は、これまでのような虫歯の治療を主体とした歯科医院ではなく、予防に力を入れる歯科クリニックを運営するつもりのようです。歯周病は心筋梗塞や糖尿病などにつながるだけでなく、認知症にも関連することが分かってきました。また、高齢になって起こる嚥下障害や誤嚥性肺炎も歯科領域と密接に関係しています。
近年、単純に歯科だけの領域に留まるだけでなく、歯科医師の活動の範囲は次第に広がってきています。ここ数年、祐也は開業後の活動に備えていろいろ研修会に積極的に出席していました。一緒に働いてくれる職員も、予想していたよりも集まっているようです。理想とする歯科医療ができるように頑張るようですので、ご期待下さい。
私には娘もいます。当時高校2年生だった娘は、近くの歯科医院に通院していました。娘は若先生ではなく、暇なおじいちゃん先生を指名して診てもらっていました。老先生はいろいろ歯科のことについて話をしてくれたようです。医師になると言っていた娘はある日、「私、歯学部に行きます!」って進路を変えました。老先生が亡くなった時は、弘前へ帰ってきて通夜にも行ってましたので、進路に大きな影響を与えたことは間違いありません。大学で教官をしたあと、昨年7月に札幌市で歯科医院を開業しました。札幌市の大通公園の近くです。「アローデンタルクリニック」もよろしく!ホームページがあります。
第106号より