3月21日から田中亜希子さんが勤務しています。弘前市医師会看護専門学校を卒業して准看護師になり、4月から看護師を目指して看護学科に進学しました。そして、日中は仕事をして夜は勉強という3年間の生活が始まりました。
皆さん気づいていると思いますが、ハキハキしていて新人とは思えない落ち着きがあります。3ヶ月間に沢田内科医院のシステムを覚え、6月16日、花火大会の日に初めての夜勤を経験しました。独り立ちをしたということです。
看護師が何人もいる日中はどうにでもなるのですが、夜は1人だけになりますのですべてのことを知っていなければなりません。薬がどこにあるのか、注射はどこに、レントゲン写真はどうする、内視鏡検査をする時はどうする、これらにすべて対応できなければ夜勤ができないのです。
とういのは、レントゲン撮影装置や内視鏡検査システムの動かし方などを私が知らないからなんです。私は自分がやらなくても何とかなることは覚えないことにしているのです。都合のいい言い訳をすると、安全面を考えているからです。例えば、夜に緊急で内視鏡検査を行うことがありますが、内視鏡を患者さんの体の中に入れた時点で装置に不具合が起こった時に、自分だけしか操作できなければ大変なことになります。
話を元に戻します。田中さんは新人とはいいますが、高校を卒業した後に事務の仕事をしたことがあります。その後、看護専門学校に入り准看護師になりました。家庭では、旦那さんは1人だけのようですが、小学校2年生と保育園に通う子どもが2人います。年齢は皆さんの想像に任せますが、子どもの年齢から予想してみて下さい。
日中は仕事をして、夜6時から9時まで勉強です。3年生になると6ヶ月間の実習が待っています。勉強だけしていればいい学生と違い、医師会の看護学生の生活は非常にきついです。でも、みんなやり遂げていますので、しっかり者の田中さんは大丈夫です。皆さん、よろしくお願いします。
第70号より