2月22日に看護師国家試験が終わり、3月26日の発表を待つだけになりました。沢田内科医院では3人が受験しました。試験問題は持ち帰ることができますので、自己採点することができます。国家試験は資格試験なのですが、合格最低点はその年により異なります。ですから、高得点を取れば別ですが、そこそこの点数であれば、自分の得点が大体分かっても合格したかどうか確信が持てないのです。その上、受験生心理で、自己採点で合格点を取っても、マークするのを間違えてはいないかなど、実際に合格が発表されないと心配なようです。
国家試験前の2ヶ月間はほとんど休みなく勉強しました。当直の時も、ナースステーションで問題集を広げて、仕事の合間を見て勉強していました。3人の平均年齢は39歳ですから、頭の回転も若い頃とは違います(と私は思っています)。同じことを何回も何回も繰り返しです。それでも間違ってしまいます。旦那さんに食事の用意をしてもらって勉強した人もいました。多分、3人とも、これほど勉強したことはなかったと思います。
最近の看護師国家試験の合格率は約90%です。昨年は、51,000人が受験して46,000人が合格しました。「大多数が合格する試験なのだから、そう心配しないで」とか、「看護師不足の時代だから、国の政策としても合格率を極端に下げることはないから」と言っても、「自分がその10%に入れば・・・・」と、どこまでも心配は続くもののようです。沢田内科医院では、看護師国家試験で不合格になった人が2人いますが、翌年には合格して立派に看護師として仕事をしています。不合格になっても人間性が変わるわけでもなし、次の年に再びチャレンジすればいいことです。気楽に構えましょう。
超音波検査士認定試験を受けた宇野洋子さんは、職場の中では試験勉強の仲間もなく孤軍奮闘でした。私も、試験を受けやすいように環境を整えてやる程度しか手伝いができません。試験はかなり難しかったようです。3月10日に結果が分かりました。今回は残念ながら不合格でした。超音波検査のテクニックに関しては、現在では私と同じレベルに達していますので、来年、学科試験で合格すれば認定されます。今回の受験で試験で問われることがはっきりしました。もう1年、勉強です。
さて、子育てのために途中休憩をしていた尾野真紀さんが、4月に八戸看護専門学校通信制課程へ入学します。放送大学の単位も中途半端でしたので、2年で卒業するためにはかなり頑張らなければなりません。小堀未希さんが弘前市医師会看護学院の2年生になりますので、尾野さんと小堀さんが同じ国家試験を受けることになります。もうしばらく、職員が勉強する状況が続きます。
第50号より