7月5日に東目屋中学校の職場体験実習がありました。2年生を対象に市内の様々な業種の仕事を体験してみようという趣旨の行事です。2年生は全員で18名とのことでした。資料をみますと当院の他には調剤薬局、せんべい屋さん、お酒屋さん、ドラッグストア、デパート、美容室と多彩でした。前の週に実習にくる学生さんから受け入れ挨拶の電話をもらうところから実習がはじまりました。初対面の大人の職場への電話でしたのでかなり緊張している様子でした。
当院には小枝月夢(らいむ)さん、西澤悠希(ゆうき)さんの二人がきてくれました。午前中だけの診療日でしたので、朝から薬局で薬をつくったり、看護師さんの処置を手伝ったり、内視鏡などの検査を見学したりと駆け足で時間が過ぎていきました。短い時間ながら実習中も積極的に質問をしていました。その後、大学病院からの研修医立崎先生、師長と一緒に学校生活や興味を持っていることなど話ながら昼食を摂りました。食後には質問タイムがありました。仕事をするために大切なことは何かなど、あらためて聞かれるとドキッとするような質問が並んでいました。
ニュースレターのバックナンバーを紐解きますと、かつて四中で職場体験実習を始めたころは4日間連続で受け入れていたようです。やはり最初は緊張して「借りてきた猫状態」なので、遠慮なく質問できるくらいなるにはそれくらい時間が必要との判断でした。最近はカリキュラムの都合上、あまり時間がとれないとのことでした。家庭や学校を離れて社会を体験することは、将来を考えること以外にも現在を生きるヒントに満ち溢れていると思いますし、純粋な目で仕事をみてもらうのはこちらにとっても刺激になります。今後も医療者の実習はもちろん、中学生の職場体験実習も積極的に受け入れていくつもりです。
本当はちゃんとマスクをとって記念撮影するつもりでしたが、当日お迎えのバスの時間が迫ってバタバタしているうちに撮るのを忘れてしまいました。痛恨のミスでした。あとで担任の阿部先生が実習の時に撮影した写真を送ってもらい掲載しました。
第135号より