2023年10月中、沢田内科医院にて研修をさせていただきました弘前総合医療センター2年目研修医の長根といいます。澤田先生の後ろで外来を見学させていただきながら、症候学や薬の処方についてなど様々な知識を教えていただきました。沢田内科の外来には本当に様々な主訴の患者さんがいらっしゃっており、生活習慣病にて定期通院中の方から急性の腹痛、感染症、膠原病など全く属性の違う方たちの診察を行っていく一般内科的な部分について大変勉強になりました。私も救急当番で様々な主訴の患者さんたちの診察を行うことがありますが、どちらかというと急性発症で重篤な方を診る機会が多いのに対して、沢田内科の外来では比較的亜急性~慢性的な疾患を見ることが多い印象でした。普段ではあまり経験することのない疾患を持った患者さんの診察をさせていただくこともあって、内科医として知っておくべき知識の幅を広げられたと思います。
具体的な内容としては、患者さんの話す主訴からどのような部分をキーワードとして抜き出して鑑別を考えるべきかや、患者さんの属性からどの疾患を考えて、その可能性がどの程度高くなるのか考えて話を聞くかなど今からでもできる注意点を多数教えていただいたためその点を踏まえて患者さんのお話を聞くように気を付けております。
遅ればせながら私も澤田先生と同じ消化器・血液内科の医師を志しておりまして、内視鏡手技を1か月見せていただいたことや特に自分が上部の内視鏡をしていただいたこともよい経験でした。胃カメラではやはりはじめ喉を通過する時が一番つらいことが身をもって分かりましたし、カメラから出る水を感じることや胃の拡張により患者の負担が強くなることも体験できましたのでこれから自分がカメラをする側になった際にはなるべく患者さんの負担が減るように気を付けていきたいと思います。
全く話は変わりますが、私は沢田内科で朝・昼と病棟の食事をいただいていました。とてもおいしく、普段と比べて多めに食べてしまっていたため1か月終わった後にたまたま体重を測ってみると3kg程度体重が増えていました。一般的に病院の食事というと味が薄いなどあまり良いイメージはないかもしれませんが沢田内科でなら入院してもよいかもしれません。
最後になりますが、澤田美彦先生、澤田直也先生、そして看護師、沢田内科職員の皆様1か月間本当にありがとうございました。これからこの経験を生かして先生方のような医師となるべく励んでいこうと思います。
第137号より