若い人の言葉では「あけおめ」というのだそうですが、明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い致します。昨年は、弘前市医師会の仕事で何回か医院を留守にしました。 その度に、木村あさの先生に診察をお願いしました。 2年前に弘前市医師会理事に引っ張り出され、健診と感染症対策の2分野を担当しています。 特に、4月から新しく特定健診・保健指導が始まりますので、その体制作りのために、すでに3、4回東京へ出かけてきました。 今年も、すでに何回か留守にせざるを得ない状況です。 私はまだ若いと思っていましたが、自分の医院のためだけに働いていればいい年齢はとっくに過ぎてしまったようです。
9月のニュースレターでお知らせしましたが、4月から金曜日の午後を休診にします。 患者さんの立場に立てば、診療時間が長く、いつでも開院している状態がもっとも便利であることは分かります。 しかし、それが、本当にいい医療が受けられるのかというと違うと思います。 医師が新しいことを勉強する時間もなく、患者さんのこれまでの診療内容を振り返る時間もない状況での診療は、 決していい医療ではありません。 最新の医療情報を仕入れ、患者さんの状況を把握した上での診療がベストです。
それに、最近の私のスケジュールを考えると体力的に無理をしている状態でもあります。 よく患者さんから、「先生は、風邪をひかないんですか」と聞かれます。 最近のウイルスは人を選ばずに感染してきますから、私も頭痛がありながら、 吐気をこらえながら診療していることがあります。 「今日はほとんどの患者さんよりも私の方が具合が悪いな」、と考えながら診療していることがあります。 このような時は、頭の回転が悪いのが自分でも分かります。 誤診しないように注意しています。医師自身が健康でなければ、いい医療は提供できません。 これも、金曜日の午後を休診にする理由の一つです。
これまでと同様に、水曜日、土曜日の午後も休診です。急に具合が悪くなった場合は、医院へ電話で連絡をお願いします。 病棟には看護婦が必ずいますので、いつでも私に連絡がつきます。できるだけ急患の場合も診療します。
第43号より