弘前市医師会看護専門学校の准看護学科で勉強していた、西谷鮎子さん、柴田ひとみさん、成田華帆さんの3人が准看護師試験に合格しました。午前中 は医院での仕事をして、昼から看護学校へでかけて勉強してきました。
これまでは、窓口業務、外来診察や検査の介助、薬を準備する手伝い、病棟でのベッドメーキング、などの仕事をしてきました。 注射や検査などの仕事はできませんでしたが、これからは准看護師としてのトレーニングが始まります。
西谷鮎子さんは、3歳の男の子がいるお母さんです。元々、保育士をしていて、准看護学科へは社会人として入学し、今回めでたく准看護師になりまし た。引き続き弘前市医師会看護専門学校看護学科へ進学することが決まっています。これからは、子育てをしながら、日中は普通に仕事をして夜は6時 から9時まで勉強です。肉体的にも精神的にも大変な3年間だというのは間違いありません。
柴田ひとみさんは、今回は進学しませんが、1,2年後に看護学科へ進学して看護師になる予定です。西谷さんと同様に准看護学科へは社会人として入 学しています。雪の日には、飾り気のないゴム長をはいてきていましたので、「仕事が終われば、そのまま畑へ行って手伝えるねぇ・・」、とからかっ たりしていますが、柴田さんも小さい2人の子どものお母さんです。
今年の2月から、成田華帆さんが私たちと一緒に仕事をしています。成田さんは西谷さんの名簿が一つ前で同じ教室で勉強していましたが、ちょっとし たきっかけで沢田内科医院で働くことになりました。成田さんも看護学科へ進学して看護師を目指すことになっています。まだ一緒に働いて1ヶ月も 経っていないためかちょっと声が低いので、「成田さんは黄色い声が出ないのか?」と聞いたら、大きな体で、「出ません」と。成田さんは、偶然、私 の故郷である西目屋村の手前の東目屋に住んでいます。これも何かの縁でしょう。
この3人のひよこたちも、1年もしないうちに立派な看護師としての仕事をするようになります。看護学校2年になる福井絵梨果さんは、准看護師と なって1年ですが、夜も1人できちんと仕事をしています。同じ職場に福井さんのような手本となる人がいると、新しく准看護師となった3人も1年後 にはこんな姿で仕事ができるのだと確信を持てると思います。
小堀未希さんは、看護学科を卒業しました。この3年間は、午後5時まで仕事をして夜に勉強でした。9時まで授業ですが、その後も実習室に残って夜 遅くまで勉強することも少なくなかったようです。3年生になると大きな病院での実習が主体になりますので、クラスメイトの中には勤務先を辞めて勉 強に専念する人が少なくないようです。しかし、小堀さんは土曜日や日曜日、祝日などは病棟での夜勤をこなしながら勉強を続けてきました。看護師国 家試験の発表は25日ですが、着々と国家試験の勉強もしてきましたので楽勝です。
何と、沢田内科医院では今回、准看護師試験を3人、看護師国家試験を3人が受験しました。全体の成績については次のニュースレターで報告します。
第62号より