毎年、クールビズはプリントしたTシャツにしていますので、今年も新しいものを作りました。
いつも医院の活動内容と関連することを題材に選んでいますが、今年も関連する題材で作りました。平成7年に開業した沢田内科医院は10月に開業20年を迎えます。通院している人はすぐに気づきますが、現在、沢田内科医院の診療ではピロリ菌が非常に大きな比重を占めています。そこで、今年はこの2つをテーマとしました。
毎日、何人もピロリ菌の検査をしていますので、今年のクールビズの題材になるのは当然のことだったのです。デザインをピロリ菌にするのは昨年から決まっていて、ピロリ菌の名前を「ピロリん」とすることも決まっていました。さらに、これにはもう一つのたくらみがあります。10月のアップルマラソンに「ピロリん」を掲げて走るのだそうです。何人かエントリーする人も決まっているようです。走る練習をしている人もいます。
そのピロリ菌の話ですが、平成26年1年間にピロリ菌の検査を1,900件行いました。ユービットという薬を飲んで肺から出る息の中の物質を測る方法で1,346件、便の中にピロリ菌がいないかを調べる方法で554件でした。ピロリ菌で胃炎があり除菌した人が550人、潰瘍で除菌した人が58人、ピロリ菌がいなかった人が427人でした。胃に異常がなくてピロリ菌がいない人は定期的な検査としての胃内視鏡検査は3年に1回やることにしています。
胸には『20th aniversary』と書かれています。さりげなく『ぶた』を潜り込ませた20周年を表すデザインです。クールビズには必ずぶたがプリントされています。今回は、ゼロの部分がぶたの顔なのが分かると思います。デザイナーは澤田さやかさんです。
例年のことですが、四中2年生が2人職場体験をしました。二人とも将来は医療関係の仕事を希望しています。3日間の体験学習でしたが、今回は、私が忙しくて対応する時間が取れず残念でした。
第88号より