「日の丸・君が代」の話
松本健一著、PHP新書
★★★★☆
2001/01/21 掲載

いつの間にか国旗と国歌になってしまった日の丸と君が代。アメリカに留学していた頃、日本からはるか遠い内陸深いスペリオル湖岸の町Duluthで、日の丸をつけた貨物船を見て懐かしさを感じたことが忘れられない。日の丸や君が代をすぐ戦争と結びつける考えも分からないわけではないが、国旗と国歌としてすんなり受け入れられるのはこんな経験が影響しているのかもしれない。一度は読んでみようと思っていた本が目に入ったのでつい手に取ってしまいました。