考える力、やり抜く力 私の方法
中村修二著、三笠書房
★★★★☆
2001/01/29 掲載
徳島の日亜化学という民間会社で青色発光ダイオードを開発して世界的に注目され、ノーベル賞に一番近い人と評価されている。UCサンタバーバラの教授としてアメリカへ新天地を求め、頭脳流出と注目されている。資金がないため実験器具も手作りで揃えなければならなかったが、この経験がなければ開発は出来なかったという。会社での立場や日本での評価のこともあったのでしょうが、世界的な業績を上げながら「スレイブ・ナカムラ」とあだ名を付けられたように、日本とアメリカでは研究者の待遇が格段に違うということがアメリカへ渡るきっかけになったようです。